どうも。
最近サーバーの引越しをやっとのことで終わらせた、管理人ことa-kazooです。
2018年5月にサーバーの移転作業をしました。
(現在もなんの支障もなく動いております。)
注意:当記事は2018年5月時点でのデータを元に作成しています。
今回は管理人の実施した手順を示していきますので、「サーバー移転作業怖い」「面倒さい」と思っている方は、参考にしてくだされば幸いです。
なお、xサーバーにドメインごと移転して良かったことは、
・アクセススピードが上がった(特にWordPres内の作業時)
・検索順位が上がった(多少ですが)
・Xサーバーのドメイン移管無料キャンペーンで、今後ドメイン更新料が0円に
・Xサーバー側では電話サポートがすぐに繋がる
・常時SSL化が簡単(サイト全体のURLをhttp→https化、安全性が高まりサイトの信頼性が上がる) ※常時SSL化の方法は別途記事にします。サーバー移転より超簡単です。
の5つになります。
注:実施する前には必ずバックアップはとってください。
管理人はプラグインで無料にて手に入る「BackWPup」を利用しました。
WordPressダッシュボード画面の「プラグイン」→「検索欄でbackwpupと入力」でおそらく一番上に出てきます。
サーバー移転の手順
- ①事前準備
- ②さくらサーバーからデータをエクスポート(取り出す)
- ③Xサーバーへデータをインポート(入れる)
- ④後始末
- 無料のFTPソフトのインストール(データの出し入れに必要)
- テキストエディタをパソコンへインストール(プログラムをいじるために必要)
- Xサーバーのプランについて
- さくらインターネットからのデータ(記事など)の取り出し
- さくらインターネットからのデータ(基礎データ)の取り出し
- ①移管するドメインをXサーバーに登録する
- ②Xサーバー側でのデータの受け入れ準備
- ③XサーバーにSQLデータをアップロードする(入れる)
- ④ATOMなどのテキストエディタでwp-config.phpファイルの書き換え
- ⑤Xサーバーにデータ(記事など)をアップロードする(入れる)
- ①動作確認
- ②さくらインターネットの今まで使っていたドメインの転出手続き
- ③Xサーバー側でのドメイン転入手続き
- ④Xサーバー側でのネームサーバーの変更
①事前準備
・無料のFTPソフトをパソコンにインストール
・テキストエディタをインストール(プログラムをいじるため)
・Xサーバーのプランを決めておく
②さくらサーバーからデータをエクスポート(取り出す)
・データ(FTPソフトを利用)
・データベース(SQLという基礎データ)
③Xサーバーへデータをインポート(入れる)
・データベース(SQLという基礎データ)
・データ(FTPソフトを利用)
④後始末
・動作確認
・さくらインターネットの今まで使っていたドメイン転出手続き
・Xサーバーでのさくらインターネットから移行したドメインのネームサーバーの変更
では順に書いていきます。
(なお、当記事を参考にしていただいて構いませんが、サーバー移転は自己責任でお願いします。)
①事前準備
Xサーバーへの移転前にやることが3つあります。
無料のFTPソフトのインストール(データの出し入れに必要)
管理人は「FileZilla」というFTPソフトを入れました。 なぜこのソフトかというと、単純にたくさんのサイトでこのソフトを利用して説明していたからです。
FileZillaのインストールはこちら
テキストエディタをパソコンへインストール(プログラムをいじるために必要)
管理人はたまたま、HTML&CSS、Javascriptなどを勉強していたため、事前にインストール済みでした。そのテキストエディタが、「ATOM(無料)」です。
ATOMのインストールはこちら(Mac用とWindows用があるので注意)
注:ATOMインストール時には英語での表記になっています。日本語化したい方は、下記のサイトを参考にしてください。わかりやすく丁寧に書かれています。↓
【すぐわかる!】Atomエディタのインストールと日本語化、便利な使い方
引用元:エンジニアの入口 produced by リナックスアカデミー
他のサイトではサクラエディタを推奨しているようです。(ただし原則Windowsのみ)
Xサーバーのプランについて
プラン決めについては、現時点でよほどのやり手でない限りはX10プランが一般的のようです。
X10プランであれば、月額1,000円(税抜き)になります。Xサーバーサイト上では、月額「900円」〜と謳ってますが、これは3年契約を選んだ場合ですのでご注意を。
※サイト利用無料キャンペーンも実施しているようです。→Xサーバーサイトへ
無料期間を利用するにしろしないにしろ、申込みは済ませておく必要があります。その際にドメインを設定する必要がありますが、移転するドメイン以外のドメイン名を設定しておく必要があります。
<手順>
↓
↓
②さくらサーバーからデータをエクスポート(取り出す)
ここからが本題です。
データと言ってもここでは、
・データ(記事など)
・データベースのデータ(基礎のデータ)
の2つを取り出すことになります。
特にデータ(記事など)を取り出す作業は、データ移行に伴う待ち時間が相当長いので、(管理人の場合、当サイトの構成と60記事ほどのデータで1時間ほどかかりました。)時間に余裕があるときに実施してください。
さくらインターネットからのデータ(記事など)の取り出し
待っている時間が長い作業になります。
また、通信が途中で止まったりする可能性を低くするため、回線が混んでいない時間帯を選んで実施するのが良いかもしれません。
ここでの手順として、
1.FTPソフトを開く
2.(FTPソフトから)さくらインターネットに接続する
3.(FTPソフト経由で)WordPressのデータを自分のパソコンにダウンロード
ではさっそくFTPソフト「FileZilla」をクリックして開きます。
次にFTPソフトより、さくらインターネットのサーバに接続します。
ここで、下記のスライドに書いてあるとおり、「ホスト」「ユーザー名」「(サーバ)パスワード」を入力します。
さくらインターネットの場合、契約時に送られてきたメール「[さくらレンタルサーバ]仮登録完了のお知らせ」に、「FTPサーバ名」「FTPアカウント」「サーバパスワード」で記載してあります(契約後変更してなければ、記載のものを使用)。
お忘れの方はメールを見つけだして確認してください。
<手順>
↓
↓
これで、2つのデータのうちの1つが終了です。
さくらインターネットからのデータ(基礎データ)の取り出し
次はもう1つのデータの取り出しになります。
まずさくらインターネットサーバコントロールパネルにログインします。
以下手順を下記に示します。
<手順>
↓
↓
↓
↓
これで「○○.sakuera.ne.jp(.sql)」というファイルが取り出せたはずです。
③Xサーバーへデータをインポート(入れる)
いよいよXサーバーの登場です。
②で取り出した2つのデータをXサーバーへインポートします。
その前に・・・
①移管するドメインをXサーバーに登録する
Xサーバーインフォパネルにログインします。
続きは下記スライドで。
<手順>
↓
↓
②Xサーバー側でのデータの受け入れ準備
まず、Xサーバーのサーバーパネルにログインします。
続きは下記スライドで。
<手順>
↓
↓
↓
これでXサーバー側でのデータベースの設定ができました。
③XサーバーにSQLデータをアップロードする(入れる)
次にさくらインターネットから取り出した「○○.sql」ファイルをアップロードします。
具体的な手順は以下スライドで。
<手順>
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↓
↓
注意
アップロードでエラーが出るときがあります。その際は以下を見直してみてください。
・データベースバージョンを確認
管理人が実施した当時、さくらサーバーのバージョンが5.0、Xサーバーのバージョンが5.7になっていました。当然にバージョンは一致していることが望ましいです。
・さくらインターネットでのデータ取り出し時を確認
データを取り出す際に、自分が使用していた名前のデータベース名をきちんと選択しているでしょうか?Infomationなどのデータベースを含んでないでしょうか?
④ATOMなどのテキストエディタでwp-config.phpファイルの書き換え
今度はデータ(記事など)のアップロードですが、その前に一部プログラムを、Xサーバー用に書き換える必要があります。以下スライド参照。
<手順>
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↓
↓
注意
書き換えの際は以下の点に注意してください。
・わかっている人はわかっていますが、Xサーバーのサーバー情報と、XサーバーのSQL情報は違うものです!
⑤Xサーバーにデータ(記事など)をアップロードする(入れる)
さて、最後のデータ移行になります。
時間がかかりますので、時間が空いているときに実施してください。
(管理人の場合1時間10分程度)
手順としては、1〜4になります。
1.FTPソフト(FileZilla)を開く
2.Xサーバーにログインする
3.追加した(設定した)ドメイン名のフォルダを開き「public_html」を開く
4.ダウンロードしたデータ(記事など)をすべて「public_html」にアップロード
注:「public_html」の中に「index.html」というファイルがあったら、うまく動かない場合があるので削除した方がいい、というサイトを見かけましたが、管理人の場合特に支障はなかったです。
以下、スライドです。
<手順>
↓
↓
ダウンロードの転送が失敗している場合は、「失敗した転送」をクリックして、再転送してみましょう。
ここまででデータ移行の作業は終了です。
後始末
①動作確認
データがちゃんと移行されているのか確認するため、動作確認を行う必要があります。
まず、Xサーバーのサーバーパネルにログインします。
あとは以下スライドで。↓
<手順>
↓
↓
ここでちゃんと自分のサイトが表示されれば問題なしです。
②さくらインターネットの今まで使っていたドメインの転出手続き
あとは正式にドメインを移管する契約手続きに入ります。
さくらインターネット会員メニューにログインします。
あとは以下スライドで。
<手順>
↓
↓
↓
この手続きが正常に終わると、
「Re:[受付番号][会員ID]gTLDドメイン移管(転出)依頼 ドメイン名」
の返信メールが、さくらインターネットに登録してあるアドレスに届きます。
そこに【オースコード】が記載してあり、これを Xサーバー側のドメイン移管手続きで使用します。
③Xサーバー側でのドメイン転入手続き
Xサーバーのインフォパネルにログインします。
手続きは以下スライドをご確認ください。
<手順>
↓
↓
↓
これで、ドメイン転入申請手続きは完了です。
なお、この手続きは数日かかるようですので(管理人の場合は3日かかりました。)、焦らずお待ちください。
④Xサーバー側でのネームサーバーの変更
最後の手続きです。
Xサーバーからドメイン移管(転入)完了の手続きのメールが届いたら、ネームサーバーの変更をします。
これをすることにより、今までさくらインターネットのドメインとしてネットワークに認識されていたものが、Xサーバーでのドメインとしてネットワークに認識されていきます。
なお、サイトによっては「さくらインターネットのネームサーバーの変更もする必要がある」といった記載がありますが、管理人はXサーバー側だけしか変えませんでした。
しかもそれで何も問題は起こっていません。
ここではXサーバー側だけ説明させていただきます。
まずXサーバーのインフォパネルにログインします。
次は下記スライドに記載のとおりとなります。
<手順>
↓
ネームサーバー変更後は、数時間は待ってからサイトにアクセスした方が良いそうです。(ネットワーク上に認識されていない可能性があるから。)
なお管理人は24時間、丸1日放っておきました(笑)。
最後に
これでドメイン移管に関する手続きがすべて完了です。
なお、さくらインターネットは当分の間は解約しないことが賢明な選択です。
不備があった際に、データ再取得ができなくなるからです。
他サイトでは「2週間程度or1ヵ月程度は解約しない」といった注意書きがあったりします。
(ドメイン移管(転出)とサーバーの解約は別の問題です。)
いや〜、長いですね!難易度が高い(←管理人だけ?)!
でも、この作業を終わらせたことにより、いろいろ自信に繋がりました。
長くなりましたが、お役にたてば幸いです。