衛生管理者とは?今後ますます役割が期待される資格!

資格

どうも。

管理人のa-kazooです。

 

皆さん衛生管理者って知ってますか?

職場で聞いたことがある人もいるかと思います。

いったい何をする人なのでしょうか?

 

衛生管理者の役割とは?

昨今労働環境が厳しさを増しています。

それに伴い職場環境の整備も求められています。

 

衛生管理者の役割は下記になります。

衛生管理者は、

1.労働者の危険又は健康障害を防止するための措置に関すること。

2.労働者の安全又は衛生のための教育の実施に関すること。

3.健康診断の実施その他の健康の保持増進のための措置に関すること。

4.労働災害防止の原因の調査及び再発防止対策に関すること。

  等のうち衛生に関する技術的事項の管理を行います。

また、衛生管理者は少なくとも毎週1回作業場等を巡視し、設備、作業方法又は衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに、労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講じなければなりません。(出典:厚生労働省HPより)

 

衛生管理者には一種と二種があるけど違いって?

衛生管理者資格には、第一種と第二種があり、

第一種:すべての業種

第二種:有害業務と関連の少ない業種↓

(情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など)

で衛生管理業務を行うことができます。

 

従業員50人以上の事業場には必須

この資格保有者は

一つの事業場(会社ごとではなく場所ごとに)で

50人以上の従業員(派遣社員やパート社員含む)がいるところには

必ず一人はいなければなりません。

(かつ選任届を労基署に届け出)

 

試験は難しいんじゃないの?

肝心の試験難易度ですが

平成28年度の合格率は

第一種45.5%(受験者61,500人うち合格者28,003人)

第二種55.5%(受験者29,186人うち合格者16,189人)

(出典:公益財団法人安全衛生技術試験協会HPより)

 

となっています。

年々合格率が低下しているように思います。

(かつ問題難易度も上がってきています。)

 

受験するなら早めにしておいたほうがいいと思います。

 

ちなみに試験に受かるための勉強なので、深いところまで理解する勉強は必要ありません。

下記の1冊プラス過去問5年分程度で充分です。

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感想(1件)

過去問はネットにてクイズ形式で気軽に挑戦できます。 ↓

過去問.com

出典:第一種 衛生管理者の過去問を提供「解説あり」 – 過去問ドットコム

 

試験形式と試験日は?

 

試験形式:マークシート筆記試験(5択)のみ

問題数:第一種44問、第二種30問

(第二種を取得後第一種を受験する場合は特例となり20問)

※試験範囲が被るため問題数が少ない

試験時間:3時間(特例は2時間)

試験月:毎月1〜3回程度(試験地によって異なる)

 

試験が毎月のようにあるので、意外と気楽に勉強できるのではないでしょうか。

 

学歴ごとの受験資格は?

 

受験資格は、

大卒(や学校教育法上の短期大学など) 1年以上の実務経験

高卒 3年以上の実務経験 

などとなっています。(他にもあります)

詳しくは→ 安全衛生技術試験協会HP参照

 

ここで注意点があり、

専門学校(2年間で1,700時間以上カリキュラム修了)

は短期大学扱いにはなりません。

実際に私(専門卒)が関東安全衛生技術センターに聞いてみました。

結果は「短大扱いとはならず高卒扱いになってしまう」とのことでした。

この試験においては

専門卒=短大卒とはなりませんので悪しからず。

(学校教育法上、専門卒は短大卒とはならないのが理由です。)



厄介な実務経験も必要です!(でも大丈夫!!)

さらに会社(もしくは事業者)に、衛生管理業務等に実際に携わったという、実務経験の事業者証明書を書いてもらわなければなりません。

(私は事務系なのでその証明書を作ってました)

 

実務経験に該当する要件として、事業者証明書には以下の項目が挙げられております。

1 健康診断実施に必要な事項又は結果の処理の業務
2 作業環境の測定等作業環境の衛生上の調査の業務
3 作業条件、施設等の衛生上の改善の業務
4 労働衛生保護具、救急用具等の点検及び整備の業務
5 衛生教育の企画、実施等に関する業務
6 労働衛生の統計の作成に関する業務
7 看護師又は准看護師の業務
8 労働衛生関係の作業主任者としての業務
9 労働衛生関係の試験研究機関における労働衛生関係の試験研究の業務
10 自衛隊の衛生担当者、衛生隊員の業務
11 保健所職員のうち、試験研究に従事する者の業務
12 建築物環境衛生管理技術者の業務
13 その他

 

一般の業務に従事している方は、なかなか該当する項目が見つからない、と思う方も多いのではないでしょうか。

 

しかし項目の3or5あたりは、ほとんどの人は場合にもよりますが該当するのではないでしょうか。

 

3ならば

・机や机周りの効率的な整理整頓

・職場の蛍光灯などの取り替え

・パソコンやプリンター、複合機などハードウェアの清掃

・職場の共有部分(休憩所、窓、床など)の清掃 など

 

5ならば

・部下への業務指導(当然安全衛生も含まれている)

・職場での環境改善業務(疲れが少ない椅子の取り替えなど)

 

こういったものをあげて、これを事業者(その事業所の所長とか、必ずしも社長ではありません)に証明してもらえればいいのです。

 

実は事業者にある程度の理解があれば、実務経験証明書の作成は難しくありません。

 

あなたの言い方次第でもあります。

(事業者が取得を勧めているのであれば楽勝です。所詮は解釈の問題なので。)

 

普通に仕事をしている場合でも、あなたが気づいていないだけで、安全衛生業務をしているんです。(仕事でなるべくミスらないように何らか対策をしてますよね?)

 

最後に

試験勉強の効率的勉強法などについては、私の合格体験をもとにまたの機会に書いていきたいと思います。

 

ほとんどの方は、実務経験証明書(事業者証明書)がネックになってくるかと思いますが、今回の記事が参考になれば幸いです。

 

ではまた。



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