どうも。
最近電卓を左手で叩いていたら「プロだね〜」と言われてしまった、管理人ことa-kazooです。
管理人が会計の勉強をし始めて躓いたのは、「借方と貸方って何?」というところからであった。
借方&貸方の単語に恐れる必要はない!
「借方はお金が入ってきて、貸方はお金が出ていって」
理屈では解るのだが、頭の中でそれと仕訳の動きが連動しない。
ここで「売掛金」とか「前払費用」などの勘定科目がでてきた日には、頭から煙が出ていた。
その後頭が悪いなりにも何とか日商簿記1級に合格し、ようやく勉強を始めた頃の疑問が解けた。(遅すぎ)
最初から理解する必要はない!
「借方・貸方」の理解は不要なのである。
何故ならそれが「ルール」だからだ。
サッカーをする時のルールについて考えてみたい。
ボールを手で触れると「ハンド」となり、相手側にボ―ルが渡るが、「なぜボールを手で触ったら反則なのか?」を問題にする人はいない。
なぜならそれが「ルール」だからだ。
「手で触われるようにしろ」と言おうものなら、「そんなに手で触りたいならハンドボ―ルにでも転向して下さい。」と言われるのが落ちだ。
「借方・貸方」の、「入ってくるものは借方」・「出ていくのは貸方」
というおおまかな理解はしておいた方が良い。
しかし、それ以上考えてしまうと、迷宮に迷い込んで出てこれなくなってしまう。
なぜなら繰り返しになるが、それが「ルール」だからだ。
会計の講師が言っていたが、高学歴理系の人はこのワナにはまる確率が高いらしい。
こういうところが数学とは異なる。
会計の勉強の仕方
簿記(会計)の勉強とはすなわち「ルールを覚える勉強」なのだ。
(最低限の理解が大前提だが)
これは学習レベルが上がるにつれ実感していくものである。
なので頭の理解だけでは足りなくて、問題演習を通じて「体得」を目指す必要がある。
特に1998年の金融ビックバン時導入後の新会計基準は、しっかりと会計規程を理解し覚えなければ、会計処理をすることができない。
さらに数多くの問題演習が必要となってくる。
日商簿記3級まではあまり意識することはないとは思うが、2級になるとしっかりとした理解が必要になってくる。
(平成28年度の試験より、2級は1級の一部範囲が含まれるようになった。)
なので時間があり試験に受かるためだけであれば独学でも大丈夫だが、2級→1級→公認会計士(&税理士の簿財)と上のレベルを目指すのであれば、最初から理解を前提とした勉強方法が望ましい。
(税理士試験5科目合格を目指すのは辞めた方がいい。理由は費用対効果が出にくく、さらに抜け穴的なルートが存在しているから。近々記事にします。)
最後に
最後に一言、日商簿記は勉強しておいて損はない。
理由は、会計処理自体はプログラムが仕事をしてくれるが、仕訳へ流れを理解し、財務諸表を読み取った上で判断を下すのは、最終的には人間だからだ。
職種・国や地域を問わず必要とされる間接知識でもっとも有用なのではないか、と管理人は考えている
(会計は規程解釈の違いはあれどグローバルスタンダード)
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