うつ病などでの休職中どうやって過ごしたらいい?

メンタル

どうも。

最近寒くなってきて鬱っぽさ全開の 管理人ことa-kazooです。

近年うつ病などで休職する人が相当増えていますが、休職中に何をしたら良いかなどの具体的な指針は、会社・産業医・主治医・誰も示してはくれません。

休職中の過ごし方

そこで事務職経験が長くうつ病等の社員を見てきている管理人が、 具体的な指針を示してみたいと思います。(ちなみに管理人も休職経験あります w)

①リワークに行く(主に国・病院で実施されている)

②図書館に行く(定番中の定番)

③カフェに行く(図書館よりざわついていて不特定多数の人がいるので上級者向け)

④スポーツジムに行く(体を動かさなければさらにメンタルは悪化)

⑤実家に帰る(家族が理解しているのであれば可、理解してなければ症状は悪化の一途)

⑥ピアサポートに参加する(自分と同じ悩みをもつ人同士で語り合える)

⑦文書や絵画、楽器演奏など自分を表現できるものを毎日やる(今の自分の現状を吐き出す)

 

これらはネットでも探すことができるのですが、 なかなかまとめて載っけているサイトはありません。

一番信用できるのは、やはり実体験を伴った人のサイトブログです。

特に休職経験者が語るものは現実味があり、活かせること満載です。

一方、現実的に医師や会社の上司で うつ病などの体験をしたことがある人は少数なので、 休職となると「とにかく休め!」「何も考えず休め!」 くらいのアドバイスしかくれません。

では上記の①から⑦を具体的に解説します。

①リワークに行く(国・病院で実施しています)

これは知っている人であれば定番中の定番ですが、 知らない人は全然知りません(会社の人事でも知らない人は多数います)。

リワークとは、会社に復職する準備機関として存在します。

では何をするのかというと、

①出勤訓練(毎日同じ時間に来る)

②人に慣れる訓練(同じ境遇にいる人や職員と空間を共にし話したりする)

③リハビリ作業訓練(請求書作成、うつ病関連の本を読んでの感想文)

④認知行動療法講座などの座学(自分を知るということが主眼においている)

⑤各種雑用(リワークによっては掃除当番などローテーションで担当させられる)

です。

しかし管理人が思う一番のメリットは、 やはり「居場所がある」ということだと思います。

休職中は何もせず家でゴロゴロしてられるのはせいぜい数ヶ月程度です。

むしろそのくらいはゴロゴロしてないとダメです。

しかしその期間を過ぎるとだんだん社会との繋がりを求めたくなります。

というか「焦燥感・空虚感」なるものを感じるわけです。

「このままでいいのか?」という焦り 「何も社会の役にたってねーな」という虚しさ です。

その感情を支えてくれるのがリワークだと思うわけです。

リワークで実施される講座や作業は二の次なのです。 (出来ようが出来まいが関係ありません。 そこでの成績が悪ければ復職出来ないというわけではないので悪しからず。)

②図書館に行く ③カフェに行く

リワークはだいたい午後3時くらいには終わるのですが、 会社のフルタイムでの勤務時間は大抵午後5時くらいな訳です。

時間的に人なかにいる時間が足りません。

ですのでそこを図書館(若しくはカフェ)で充当します。

図書館ではメンタル関係の本も現在では充実しています。

また昼寝をしていても誰かに怒られることはありません。

リワークに通っている人の中にはこれからを見据えて資格取得の勉強をしている方もいました。

でもあまり無理は良くないです。

どんなレベルの資格試験でもある程度のプレッシャーはかかりますので・・・

④スポーツジムに行く

最初の数ヶ月は寝てばかりであまり体を動かしていない人が多いかと思います。

でも「心身一体」と言われるように心(脳)と体は繋がっています。

筋力が弱れば脳機能も弱くなります(最近のNHKの「人体」という番組でもやってました)。

さらに活動していない状況が続くと基礎体力も損なわれます。

ですので復職する前にある程度体を鍛えておくのは必須となります。

復帰した途端、 体力がないためすぐにまた休む可能性が高まるからです。 (ずっと入院で寝たきり生活していた人の手足は本当に細いです。)

⑤実家に帰る

先にも書いたように家族との関係が重要になります。

家族が「うつなど甘え」「気合・根性が足りない」という考えならば、 実家に帰るだけ症状は悪化します。

なぜなら「ゴロゴロしている=世間体が悪い」と考えるからです。

「うつなど甘え」という人の心理は、 「世間体第一主義」です。 (だからこそ自分の子供がメンタル疾患にかかりやすくなるのに)

自分の子供の健康より自分と家族の世間体が一番な訳です。

こういった人たちと同じ屋根の下にいることは、 明らかに症状を増幅させます。 (なぜならメンタル疾患の根本原因を作った張本人と一緒に暮らすことになるからです。)

家族がこういった考えなら、リワークを利用しましょう。

⑥ピアサポートに参加する

ピアサポートとは同じ悩みを抱えた人・克服した人・精神保健福祉士などが一緒になって、 ワイワイガヤガヤ話し合おうという集まりです。

毎日開催というわけではないので、 ネットで調べて自分の都合の良い日を選んで予約して行く必要があります。

リワークの補助的なものという位置付けで活用するのが良いでしょう。

「自分だけではない」ということが実感できて、孤立感が薄れます。

⑦文書や絵画、楽器演奏など自分を表現できるものを毎日やる

これはあまり指導してくれる人がいません。

しかしこれは休職中にはかなり重要な活動になります。

なぜならうつ病等にかかる人の多くが、 「自分を出すことが下手」 だからです。 (ブラック上司に「この仕事はできません」ということができません。)

その代替手段として、言葉や絵で自分を表現して、 「自分を出す」 ことを実践する訓練です。

言葉にすることが下手でも、文字や絵で表現することは可能です。

むしろ文字や絵で表現する方が得意という方の方が多いのではないでしょうか。

心理学の大家「加藤諦三」氏は、 悩み相談のラジオなどで、 「自分を表現することが下手な人は、紙でも何でもいいので自分の思っていることを書き出す」 ことが自分の溜め込んだ「怒り」を吐き出すのに役立つと言っておられます。

メンタル疾患の多くは「怒り」を抑えてきた結果とも言えます。

ですので、言葉にすることが下手なのであれば代替手段で表現するくせをつけることが重要です。

そうすればだんだんと「怒り」は消えていきます。 (自分は今のままでいいんだ!という感情が生まれる)

【補足】

それでも困った時は「いのちの電話」という相談窓口があるので紹介します。

なお都道府県により電話番号が違いますので、 「いのちの電話 〇〇県」というように自分が住んでいる都道府県を入力して、 電話をかけてみてください。

悩んでいる人の参考になれば幸いです。

※なお管理人にメール相談も可能ですので、(業者ではありませんのでお金はかかりませんよ) お気軽にご相談ください。

経験者としてアドバイスできることはしていきます。

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