どうも。
ようやく灼熱の暑さが通り過ぎて、秋の気配を感じられる季節を堪能している、管理人ことa-kazooです。
昨今奨学金破産が問題となっています。
引用元:NHK クローズアップ現代HPより
上記リンク先の記事では、多額の奨学金を抱えた若い人たちが、「もう自己破産するしかない」と悲痛な声をあげています。
(別の記事で書いていますが、悲痛な声をあげずにさっさと自己破産すれば良いのです。最低5年経てば住宅ローンも組めるようになります。)
しかし、本人たちには大変申し訳ないのですが、「奨学金=単なる借金」です。
もっと厳密に言うならば、「投資」です。
大学に借金して進学する意味は、ほとんどの人の場合、大学の学位を手にしてそれなりの企業に就職することです。
逆を言えば、単位不足で学位を取得できなかったり、医療系等の場合資格を取得できなかったり、それなりの企業に就職できなかった場合、その借金は無駄になります。これは投資の失敗です。
借金を抱えてまで大学に行く必要はない!
大学を出て無事就職したとしても、その就職先は未来永劫あなたを守ってくれる保証などどこにもありません。
NECが末期状態…1万6千人削減→また3千人削減、事業売却の連続で稼ぐ事業消滅 (2018.5.15)
引用元:Business Journal HPより
ニコン、三越伊勢丹、ウシオ電機など大企業でリストラが再び、急増したワケ (2018.1.24)
引用元:AERA dot. HPより
仮に奨学金の返済途中でリストラ(会社都合解雇)にあった場合、運よく前職と給与水準が同じくらいの転職先が見つかれば良いのですが、そればかりはあなたの実力やその時々の景気の状況にもよるでしょう。
ですので、
「どーしても大学に行って勉強したい!借金を負ってでも!」とか、
「どーしても大学に行って達成したいことがある!借金を負ってでも!」
「絶対に一流企業に就職したい!借金を負ってでも!」
といった意識がなければ、このご時世多額の借金を背負って大学に行くべきではありません。
昨今の状況では、大学に行かなくとも、人手不足の関係で、高卒であっても普通にある程度の企業に就職はできます。
自分である程度のお金を貯めてから、後々大学に通うことも可能になります。
会社に制度があれば、会社のお金で留学することもできるかもしれません。
ですので、借金して大学に進学することを考える前に、高卒で就職できる会社に、働きながら大学に行かせてくれたり、留学させてくれたりする制度はないかを調べる方が先ではないか、と管理人は思います。
「借金はしたくない!でもどうしても大卒の資格は取りたい!」といった人には、「通信制大学」という手段があります。
通信制大学の費用は相当安い!
通信制大学で一番有名なのは、「放送大学」ではないでしょうか。
他にも数多くの通信制大学があります。
ただし通信制大学のうちかなりの数が、首都圏に集中しています。(当たり前か)
引用元:放送大学HP
引用元:wikipedia
このうち、スクーリングがない通信制大学もあるそうです。
(早稲田大学eスクール、東京通信大学など)
忙しい社会人には嬉しい限りです。
学費も、4年間総額(概算)で、放送大学であれば約70万、東京通信大学であれば約62万ほどです。
通常の大学の授業料の1年分で、4年分の学費相当になるとは!!
安すぎる・・・
これならアルバイトでもして生活費を稼いでいれば、学費等については奨学金を借りなくても余裕で卒業できますね!
簡単に借金は背負うな!
目的があって大学に行くならば良いのですが、「高校卒業したら無理してでも大学に行く!」という考え方は時代に合わない考え方ではないでしょうか。
ただ、成績優秀な方であれば、大学によっては授業料等免除制度及び返済不要の給付金等がありますので、頭の良さを生かして、進んで大学に行った方が良いと思います。
大学の学位を取るだけが目的なのであれば、是非とも学費が高額の大学に行かなくとも良いのです。
管理人的には残念な話なのですが、大学授業料の無償化の話が政府のほうで挙がっているようです。
大学無償化、私大授業料は70万円まで支援 (2018.6.14)
引用元:日本経済新聞HP
なぜ残念なのかといえば、成績の悪い生徒も学費タダ同然でFラン大学に行ってしまい、税金の無駄になってしまうのではないか、と思うからです。
全員が全員、勉強の適正があるわけではありません。
体を使って稼ぐ方法は、AIが普及したところで、まだまだ残ります。
(というか、AI普及により頭脳労働のほうが早く無くなりそうな気がするのですが・・・)
現代ではさらには、無償または格安でeラーニングを受講でき、プログラミングや各種学問、資格の勉強、英会話等が学べます。
(誰でも見れるYouTubeでも、結構レベルの高い講義を無償で実施しているチャンネルもあります。)
働きながら本気で学べば、大学4年間をダラダラ過ごすよりは、何らか得るものがあるのではないでしょうか。
また、借金があると、それが足枷(あしかせ)となり、自由に行動できなくなります。
奨学金で長期間返済しなければならないとすると、例えば入社した会社がブラック企業だったとしても、簡単には辞められません。
そうして、奴隷の如くブラック上司にこき使われてしまうことになります。
住宅ローンを長期で組んでしまった人が、その地域(場所)に縛られて、それを基準とした生活や仕事・教育をしていかなければなりません。(ただし人によってはそれが良い方向に進むこともありますが・・・)
さらには人付き合いも固定化されます。
(何かあって村八分にされてしまえば住みづらくなります。ママ友とかそうですよね)
このような動きが激しい時代に、いろいろな意味で身動きが取れなくなってしまうのは、意外とリスクになります。(最近は地震や洪水が多いですね)
奨学金について管理人が思うところを書いてみました。
参考になれば幸いです。