どうも。
管理人のa-kazooです。
これを見ている人のほとんどはサラリーマンだと思いますが、ほとんどの人は年金には大まかに2種類あることはご存知かと思います。
厚生年金って?
サラリーマンのほとんどの人は、給与明細から引かれているのを見ているくらいで、
「年金って相当高いよな〜」
というイメージを持っているのではないでしょうか。
サラリーマンは強制的に厚生年金に加入しさせられ(適用される会社については)、
さらには強制的に給与から天引きされます。
ですので勝手に「年金払いたくねー」と言って支払いを拒否することはできません。
国民年金のメリットって?
しかし主に自営業者や無職の人が加入する国民年金は、納期限までであれば自分で支払い時期を調整できます。
仮にもし納期限までに支払わなくとも2年間の猶予があります。
(その代わり督促状がきますw)
さらにはそれを過ぎても追納という制度があります。
(ただし時限的ですが10年という期限です。)
また6ヶ月分一括払い・1年払い・2年払い
と支払い期間を選ぶことができ、さらに期間が長い一括払いほど割引額が大きくなります。
(年金に割引って厚生年金では考えられないですよね。)
「でも国民年金だけだと将来大した年金もらえんぜ。」
と思う方もいるかもしれません。
現在では月額約68,000円程度です。
(一人でもこれだけじゃ苦しい!)
国民年金に付随するその他の制度
しかしその将来年金額を増やすことが可能な制度があります。
それが「付加年金」「国民年金基金」の制度です。
付加年金とは?
国民年金に加入しており免除や学生納付特例
の対象になっていない人は、
(要するに普通に年金を納めている方)
月額400円を国民年金保険料に上乗せして支払う
という制度になります。
どのくらい得かというと、将来年金額が年にして、
200円×納付月数(Max480月) ※調整なしだと96,000円
通常の年金額に上乗せされます。
40年間(480月)掛け続けた場合(400円×480月)
支払額は192,000円になりますが
単純に2年で元を回収できます。
それが終身(死ぬまで)続くわけです。
これは相当お得な制度ではないでしょうか。
国民年金基金とは?
これも国民年金に加入していることが前提ではありますが、年齢で35歳以上の方は月額13,000円程度を上乗せで支払えば、12,000円月額で受け取れます。
(Max68,000円まで支払えます。色々と組み合わせがあります。)
これは自分で支払額をその都度調整することができます。
しかも自営業者であれば意識はすると思いますが、全額経費とすることができます。
(これは国民年金保険料と付加年金ともに同じ)
※なお国民年金基金に加入した場合、付加年金には加入できなくなります。
払った額より確実に多く受け取れるのが国民年金です。(80歳まで生きた場合)
厚生年金は確実に支払った額の50%以下です(笑)
(会社負担分を考慮しての計算)
よって厚生年金は確実に損をする年金制度なのですw
最後に
今後はサラリーマン的労働の形態ではなく
フリーランス的な働き方の形態が増えてくることは確実です。
(現にアメリカでは労働人口の四分の一がフリーランスです。おそらく会社員と兼業の方も多くいると思われますが・・・)
ですので今サラリーマンをしている方でも、知っておいて損はない制度になると思われます。
なぜなら今後失業するかもしれないし、嫌が応にも自営をしていかなければいけない状況に追い込まれるかもしれないからです。
今後制度は刻々と変わるかもしれませんが、
(ベーシックインカムの実現とか)
国民年金だけは障害年金や遺族年金など、不測の事態に備えての補償も加味されているとすれば、確実に有利な制度になっていると思います。
「厚生年金じゃないと老後が不安なのでサラリーマン辞められない」
と嘆く人がいるかと思いますが、
(自分で会社を作れば、強制的に厚生年金加入になるので、どうしても厚生年金から離れたくない方は、独立していきなり法人化すべきです。ただし、会社員と違い労使折半ではなく全額自己負担になりますが)
これを見て多少なりの安心を感じていただければ幸いです。
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