どうも。
今回は私が参考動画として当ブログにてアップさせてもらっている、樺沢紫苑著の「アウトプット大全」を購入して読ませていただきました。
ついては管理人の独断と偏見により、偉そうにも書評を書かせていただきたいと思います。
↓ ちなみに40万部超えだそうです。出版不況の中これだけ売れてるのは凄いし、読者として中身は本当に役立つ内容なので、これくらい売れて当然かも・・・
続編も近々出るそうで・・・楽しみです。
画像出典:樺沢紫苑公式Twitterより
インプット3:アウトプット7の法則
皆さんは受験勉強・資格試験・昇進試験の勉強など、このサイトを見てくださっている方は、これまでの人生において何かしらの試験勉強をしてきたと思われます。
その際、テストの点数を伸ばすためにどのような方法で得点アップをされてきましたか?
「テキストを四当五落の精神で読み込んだら点数がアップした!」
四当五落とは
4時間睡眠で勉強すれば合格、5時間睡眠なら不合格という現代社会では到底受け入れられない無茶苦茶な精神論のことです(笑)。
「林先生の講義を受けたら点数が大幅アップした!」
「英単語10,000万語を暗記したら得点がアップした!」
いろいろ得点アップの要因はあるでしょうけど、もっとも得点アップに寄与したのはズバリ問題演習(&模擬試験)ではないでしょうか?
学校時代を思い返してみると、労力の割に報われない人の勉強方法を見てみると、だいたい「長時間テキストを読み込む」というものだったと記憶しています。
しかもテキスト(教科書)というものは面白くなく書かれているのが普通なので、「1時間テキストを読み込みました!!」と豪語している人がいたとしても、その人はだいたい良くて30分程度しかテキストを読んでいません。
では残りの半分はというと・・・だいたい気持ちいい感じで睡魔に襲われているか、ゲームの妄想・今日の晩飯の妄想、そしてエッ●な妄想に時間を費やしているに決まっています(←管理人の100%偏見だけどたぶん当たってる)。
インプットしようと面白くない文書を読んでいても、眠たくなって飽きるだけです。
だからインプットは全体勉強量の3割で充分なのです。
残りの7割はアウトプット(問題演習)になります。
問題演習をしている時って、皆さん眠たくなりますか?
当然、すでに長時間勉強しているのなら眠たくなるでしょうが、実はそれほど睡魔は襲ってこないのではないでしょうか?
それは、現在頭の中にある知識を総動員して問題解決しようと必死になっているからだと思われますし、しかも、インプットしている時よりアウトプットしている時の方が楽しいですよね?
アウトプットをしている時に、知識が頭の中でまとまっていきます。
最終的に長期記憶として頭に残っているのは、こういった経験(フィルター)を通した知識しか残っていないような気がします。
この本に書かれているとおり、アウトプット中心の勉強法でなければ、費用対効果の割にはテストの点数は上がっていきません。
これは試験勉強に限らず仕事でも当てはまると思われます。
「まずは実践!実践しながら勉強」
教える行為こそ最強のアウトプット法!!
皆さんは今までの人生の中で人にものを教えた経験はあるでしょうか?
だいたいの人は、学生時代の高学年時に下級生にいろいろ教えた経験はあるのではないでしょうか?
また社会人2年目を経験した人は、1年生が入社してきたら、仕事の進め方からコピー機の使い方・お茶の出しかたまで指導したことがあるでしょう。
その時に、一番勉強になった人は、教えられた下級生・入社1年目の小坊主でしょうか?
管理人の経験から、一番勉強になったのは管理人自身だった気がします。
なぜなら、教えることによって、違う視点から同じ物事を見る機会を得たことで、より深く理解ができたからです。
当然ながら教えられる立場(プレイヤー的立場)と教える立場(マネージャー的立場)では、見ている方向性も深度(深み)も違います。
ここで、アウトプット大全に書いてある、一人でアウトプット力を鍛える方法として、ブログやYouTubeなどで情報発信する前提で物事をインプットすることです。
そうすれば、アウトプットする前提でインプットすることで、より緊張感をもって学べるし、実際ブログなどでアウトプットすることにより、インプットしたことをより記憶に定着することができます。
皆さんも今日から一人アウトプットを実践してみましょう!!
やる気を出す方法はとにかくやり始める!!
アウトプット大全では、やる気を車のエンジンに例えています。
寒い日の朝(マイナス5度くらい)、そのまま車に乗り込むと寒すぎますよね。
エンジンにも悪い。
だから、乗る数十分くらい前には、とりあえず鍵を回してエンジンをかけますよね?
そうすると自然に車の室内も温まってきます。
これと同じで、人間もとりあえず、少しでも体を動かさないとやる気スイッチは入らないのだそうです。
心身一体とはよくいったものですが、まずは身体から!
心は後!!・・・これが難しいんだけどね・・・
ただ・・・その解決方法として「とりあえず5分だけやる!5分後には絶対にやめるぞ!!」という思考方法です。
「・・・5分後には絶対にやめるぞ!!」がミソです。
今日から実践してみましょう。管理人もやりますよ。
3行日記を毎日書くことによりメンタル強化!
皆さんは日記を書いていますか?
管理人はこの本を読んで以降書くようにしています。
3行日記とは、夜寝る前に今日良かったこと3つを箇条書きすることです。
「夜寝る前」というのがミソで、寝る前の記憶が睡眠中の記憶になるそうです。
例えば、寝る前にポジティブな記憶を思い出した状態で寝ると、その睡眠中はポジティブ脳になり、記憶の整理をしている最中もポジティブなものを脳が取り込んでいくそうです。
なので、記憶もポジティブなものだけが残る可能性が高まります。
逆にネガティブなことを寝る前に思い出すのは、ネガティブな記憶が刻み込まれるので避けましょう。
これだけで、ポジティブ脳になり、かつ客観的にポジティブを捉えられるようになり、メンタル力が改善していくそうです。
管理人もこの方法を3ヵ月続けた結果、メンタル力が高まった感があります。
ぜひお試しあれ!!
目標よりビジョンが優先!!
これは本当に大事なことだな〜と思いました。
管理人は、人生をどうしていきたいのか、どのようになっていきたいか、どのように社会に貢献していきたいか、の大枠がまったく定まっていませんでした。
いつも大局的なビジョンではなく、小さな枠の中での目標でした。
「〇〇の会社に入社する!」
「〇〇の資格をとる!」
「ブログ記事を〇年後1,000記事アップ!」
などなど・・・
しかしそれでは何事も長続きしないんですね、これが・・・
しかもビジョンがなくて一番ダメなのが、
「他者の共感を呼ばない=人がついてこない」
なのだそうです。
アウトプット大全では、大人気漫画「ONE PIECE」を例にとり、次のように述べています。
・・(中略)「麦わらの一味」の船長であるルフィのビジョンは、「海賊王に、俺はなるっ!」です。彼のビジョンに共感して「おもしろそう」「ルフィとともにそれを実現したい」と思った仲間たちが、ルフィのもとに集まります。
ルフィの目標は、「ひとつなぎの大秘宝(ONE PIECE)を手に入れる」ですが、目標を前面に出すと、現実的、実利的になってしまい、共感しづらく「勝手にやれば」という感じになってしまいます。・・・(中略)誰も協力してくれないのです。
出典:アウトプット大全 73.率いる より
もっと大きな枠での「ビジョン」が必要なことを思い知らされました。
確かにそのとおり・・・
大枠がビジョン、その中の小枠が目標。
皆さまお忘れなく。
最後に
40万部超えのベストセラーということで、本当にためになった本でした。
こういった類の本は、スピリチュアル的な要素がふんだんに入っていることが多いのですが、この本は医学的・科学的根拠をもとに述べているので、大いに信用ができる内容でした。
最初にも書きましたが、この本の続編が近々出版されるそうなので、そちらも楽しみですね(まあ、100%信者になって読むだけ読んで行動しないのはダメですし、著者もそれは望んでいない)。
著者はこれまでの人生において失敗したことは一度もない!と言い切っています。
著者は医学部受験に一度失敗して浪人も経験してますし、アメリカに留学した際も側から見れば様々な失敗をしています(YouTube動画より)。
しかし著者は言います。
すべては経験。
その経験があるから今の自分がある。
もし本当に失敗しているのならすでに死んでいる。
まずは経験値を上げないことには成長もクソもない、ということですな。
「ダメ元でやってみる」という身も蓋もない言葉が心に突き刺さる今日この頃です。
当記事が皆さまの何らかお役に立てれば幸いです。
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