自営業が原則!サラリーマンは実は特殊な働き方!

転職・起業

どうも。

現在社畜サラリーマン真っ只中の、管理人ことa-kazooです。

 

このサイトに訪問していただいている方々のほとんどはサラリーマン(労働者)だと思われますが、お金を稼ぐスタンダード(当たり前)が

「労働して稼ぐ」

だと思われているのではないでしょうか。



 

ほんの少し前までほとんどの人は自営業者だった!

実は人類の歴史の中で「労働」が「スタンダード」になったのはつい最近です。

(日本では19世紀末から、つい130年ほど前)

 

少し前まではほとんどの人は自給自足生活つまりは自営業者だったわけです。

 

時代劇の水戸黄門とか見ていただくとわかると思います。水戸黄門に助けを仰ぐのは農民・大工・機織り・飛脚 etc と相場は決まっています。w(たまに武士や商人)しかも長屋(賃貸)か今にも朽ち落ちそうなあばら屋住まいです。

 

なぜ労働がスタンダードになったのかは、ご存知のとおり産業革命が関係しています。

出典:Wikipedia/産業革命

 

 

例えば車1台を作るときに、

車はエンジン・窓ガラス・ドア・タイヤ・・・

などなど様々なパーツによって構成されています。

車を1台しか作らないのであれば時間はかかりますが、1人で作業してもいずれは完成すると思います。

 

しかし1,000台作るとしたらどうでしょうか。

1人では相当な時間がかかり、全て完成するまでに年単位を要するのではないでしょうか。

 

労働者の誕生

そこで頭のいい人は分業制を考えました。

エンジンを作る専業の人

窓ガラスを作る専業の人

タイヤを作る専業の人

 

そしてその専業の人を集めて一つの法人(会社)としたわけです。

そうすると契約などが円滑化できます。

このような仕組みにしないと、エンジンを作る人と窓ガラスを作る人各々との契約が必要となります。

(別の人=法人となるからです。)

 

こうやって会社組織は規模の拡大を目指すため、各作業を部や課として別々にし(財務部・人事部・製造部・営業部など)、それぞれ専業の人を雇うようになったわけです。

 

これは有形のもの(車やテレビ)を作るときには威力を発揮しました。

 

なぜなら最初の1個を雛形として作れば、エンジンを作る作業にかかる労働人数・時間・かかる間接コストなどがほぼ明確に算定されるからです。

 

それがわかればあとはマニュアルに従って流れ作業・ルーチンワークです。

 

また決まったことを決まった時間やれば、決まったお金(賃金)が手に入るようになりました。

 

これは昔の自給自足生活からすればとてつもなく安心・安定を得る機会となります。

自給自足生活はある程度気ままな生活ができますが、毎日決まった食料(=お金)を手に入れられるかは完全に不明確だったからです。

 

みんな安心・安定を望んで労働者になった

こうやって安心・安定生活を得るために労働者人口は爆発的に増えました。

 

有形(主に生活必需品:冷蔵庫とか)をみんなが欲しがる時代(20世紀)はこれでほとんどの人はハッピーでした。

 

しかしほとんどの人に有形資産が行き渡ると(車やテレビ、エアコンなど)、人は有形資産をあまり欲しくなくなりました。(特に先進国は)

 

逆に「断捨離(だんしゃり)」が流行り始め、物を持たないことは格好いいというマインドを持つ人が増えてくるようになりました。

 

確かに今の家電などの多くは日常的に使わない機能ばかりついています。

メーカーは「付加価値がついた商品」として売り出しますが、

実際のところ、ほとんどの人はその付加価値をありがたがることはほとんどありません。(滅多に使わないから)

 

使う前に説明書を見たりするのがめんどくさいからです。

実際日本の大手家電メーカーの商品はほとんど売れず、台湾メーカーや中国メーカーなどの必要な機能だけついた低価格の家電が消費の中心です。

 

事務系の将来

また管理人の守備範囲である事務系も、技術の進歩によってマンパワーでする仕事の需要がなくなってきました。

例えば経理業務などの主業務は今まで記帳がメインでした。

記帳とは商品・サービスを売り上げたら、それに見合う勘定科目(商品売上など)をつけて出納帳(お金の出入りを手書きする家計簿みたいなもの)などに丁寧に書いていく作業です。

そして日々その作業を繰り返し、月ごとに試算表、中間や年度末に決算整理を施し財務諸表(損益計算書・貸借対照表など)を作成していました。

 

しかし今では記帳の代わりに、パソコン(会計ソフト)へ入力に変わり、さらには銀行引き落としなどをクラウド連携して預金の自動記帳、日々のレシートはスキャン機能で自動読み込みするなど発展し、単なる入力業務はなくなろうとしています。

 

さらには税務申告なども電子化していき、そのうち決算時のわずかな手直しだけで

(中小企業の場合減価償却、引当金、交際費、寄付金で済む)

税務申告書が作成できるようになります。

(実際法改正に対応していれば現在でもやろうと思えば可能)

 

給与計算や社会保険関係業務も、法改正にさえ対応したプログラムを入れておけば、ほぼ自動で書類作成が可能になります。

 

よって事務系などという単純作業職業は、将来的にはほぼ消えていく職業になるでしょう。

(これは税理士や社会保険労務士などの士業も同じ)

 

残るのは上記+マネジメント&セールスの能力が必要になる職業まで昇華させていかなければ生き残ることはできません。

競争に負けた場合、商売替えをしなければならなくなるかもしれません。

 

しかし製造業で働く直接工の人(ライン作業従事する人)はいまだに結構多くいます。

 

よってまだまだ事務系が完全消滅することはないでしょうが、隣の机の人と同じ仕事しかせず同じ能力しか持たなければ、生き残るのはなかなか難しいかもしれません。

 

実際管理人は大手の事務系ですが、その業務はどんどん子会社に移ってきています。

(そしてそのうち海外に行きます。)

 

誰がやっても同じ結果になるのであれば、単価が安い人にやってもらったほうが特だからです。


 

最後に

ということで長々書いてきましたが、今までの仕事のやり方だと相当ヤバイ立場に置かれるということです。

金のためと割り切って会社で働いている人は注意が必要かもしれません。

 

なぜなら金のためと割り切って働いている人の多くは、業務改善やスキルアップを目指す働き方をしないと想定されるからです。

実際多くの人が好きでもない仕事をするために会社に通勤しているのではないでしょうか。

しかしそれでは会社がヤバくなったときに、真っ先に整理解雇の対象となると思われます。

 

ですので今後のマインドとして自営業者的働き方が求められてくると思います。

 

実際アメリカではフリーランスとして働いている割合が、2016年時点で35%になっています。

出典:NewsPicks 2017.3.19

 

さらに2020年には50%に達するとされています。

 

アメリカで流行ったものは遅れて日本で流行るといったこれまでの傾向から、日本でのフリーランスの割合も今後かなり高くなると思われます。(現在は16%ほど、ただし兼業含む)

(というかフリーランス的生き方を選ばざる負えないかも)

 

管理人が考える今後の対策

①会社をクビになっても公的支援があることを知る

②集客(営業、ネット含む)の方法を学ぶ

③社外で通ずるスキルを今のうちに身につける

④会社以外の人脈を作る(サークルでも何でもいい)

 

を管理人は実行していこうと思います。(現在進行形)

ただ長年かけて洗脳された社畜的思考から抜け出すのは意外と時間がかかる・・(涙)

 

以上、今後の働き方について管理人が思うところを述べました。

長文を読んでいただきありがとうございました。

何らかの気付きを得てくだされば幸いです。


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